suika

これは、30年ほど昔の我が家に起こったお話。

保育園に通っていた俺の誕生日の前日。

親父が俺にこう言いました「誕生日プレゼントは何が欲しかや??」

当時のうちはかなりの貧乏生活。しかし毎日の様に会社の後輩や同僚の人たちとの付き合いでの飲み会が続いていた親父。

よくオフクロに保育園から帰ると「会社までお父さんを迎えに行ってきて」

と言われ連れて帰りに行ったのを覚えています。

会社の事務所で専務さんや社長さんなどに相手をしてもらいながら親父を待っていると、仕事を終えた親父が事務所に入ってきて、「アリャ!息子の迎えに来とる!!」

と言いながら渋々帰らざるをえない状況です。

誕生日のその日はまっすぐ帰って来て、プレゼントに俺がスイカが欲しいと言ったのを覚えていてくれていた様子。

当時の俺は、スイカを半分に切ってそのままスプーンで贅沢に食べてみたかった。

可愛いもんでしょ??

しかし!!親父の手には肝心のスイカは握られてない・・・・

晩ご飯が済み、ゆっくりくつろいでいると親父は急に「よし、車に乗れ!」

と、俺とオフクロ、幼かった妹を乗せて夜のドライブ。

とある道端で車は止まり、親父は言います。

まずオフクロに「妹と後ろを見とけ」とそして俺に「前を見とけ」

その後、車を降りた親父は暗闇の中へ・・・

 

しばらくして、遠くから大きな大きなスイカを小脇に抱えた元ラガーマンの親父が走ってきました・・・・

 

 

 

はい、そうです。スイカ泥棒です・・・・

今考えると、貧乏だったから買えなかったのかウケをねらったのか。

後者であって欲しいですが(笑)

 

その後、家に帰り、半分に切られた大きなスイカに、仏壇用のろうそくに火をつけてお祝いしてもらった事を毎年誕生日のころに思い出します。

30年以上昔の話です。時効ですよね・・・

そんなオモシロエピソード。まだまだ沢山あります。

たまにはこんな話もよかですよね?

「毎度おおきに!!」

店主 飛鳥 龍一郎